日本人の”鼻音ミステリー”,語尾が消えてしまう謎に迫る〈東京 港区 英会話 発音〉

query_builder 2025/08/16
日本人の”鼻音ミステリー”,語尾が消えてしまう謎に迫る〈東京 港区 英会話 発音〉

〈写真: 2024年6月撮影: サンディエゴのLa Jolla Cove ラホヤコーブ〉


英語の発音を練習していて、「もっと鼻に響かせて!」と言われた経験はありませんか? ところが日本人が実際にやろうとすると、「あれ、音が出ない」「無音で終わってしまう」と感じる人は少なくありません。これは偶然ではなく、日本語話者特有の“鼻音の出し方”に理由があります。


日本語にも「ん」という鼻音がありますが、多くの場合はとても短く曖昧です。例えば「パン」と言うとき、語尾の n は鼻に長く響かせる必要がなく、口を閉じた瞬間に音が途切れてしまいます。つまり“鼻音を響かせる”経験自体が少ないのです。


英語の鼻音との違い 英語の m、n、ŋ は、鼻にしっかりと音を抜き、響かせながら持続させる必要があります。


home の最後の /m/

green の /n/

song の /ŋ/


は、その響きがあってこそ他の単語と区別できるのです。しかし日本人は「口を閉じたら終了」という発音習慣があるため、鼻音が響く前にストンと音が消えてしまいます。


その結果、

home が「ホウッ」と無音で終わり、hob に聞こえる

green が「グリッ」と途切れて greed のようになる


鼻音を出したつもりでも、聞き手には「最後の音はどこ?」と感じられてしまうのです。


解決のカギは「鼻に音を響かせる感覚」をつかむこと。まずは口を閉じたまま「んーー」と声を伸ばし、鼻の奥や鼻筋がビリビリ震えるのを感じてみましょう。いわゆる「ハミング練習」です。この感覚を語尾の m や n に応用すれば、音が途中で消えず、しっかり鼻に響く“英語らしい鼻音”になります。鼻音は小さな音ですが、響きがあるかないかで印象は大きく変わります。


実は日本語にも上記の発音は存在しています。


1.  /n/  の練習に使える日本語

「みんな」

「何年(なんねん)」

「安全(あんぜん)」


👉 舌先を上の歯茎につけて息を鼻から出す感覚を確かめやすい。


英語応用例: ten, green, man の語尾 /n/


2.  /m/  の練習に使える日本語

「あんまり」

「がんも」

「全部(ぜんぶ)」


👉 口を閉じて鼻に響かせる感覚が得やすい。 英語応用例: home, time, team の語尾 /m/


3.  /ŋ/  の練習に使える日本語(「ん」が [ŋ] に同化するケース)


「りんご」

「漫画(まんが)」

「れんげ」


👉 舌の奥を上に押しつけて鼻から響かせる感覚。日本語でもっとも英語の /ŋ/ に近い。 英語応用例: sing, song, long の語尾 /ŋ/



これこそ、日本人が克服したい鼻詰まり解消発音の隠れたポイントです。


いつも鼻音が響かない場合は鼻がしっかり通っているか要確認!




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Salon de 925

住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)

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