〈写真:2025年7月撮影: 横浜市青葉区の採れたてかぼちゃと我が家の三毛〉
YouTubeで、日本在住のアメリカ人2人が色んな切り口で議論してくれるチャンネルがある。
勿論日本が大好き、日本在住でお2人とも配偶者は日本人。視聴者から送られた日本酒を酌み交わしながら小一時間、2人であるゆるテーマで率直な意見を交わしてくれる。
彼らのトークを聞きながら、カルチャーショックは何も国レベルだけとは限らないと感じている。国民同士でも起こりうるし、個人間でも大いに感じてしまう。
例えば幼少期から引っ越しを繰り返していたり、海外を転々としていたような人は、多感な頃に滞在した土地柄、言葉などが人格形成に影響するのだろうか?DNAはどこまで左右するのか?外部の環境でも変わるはず?
彼らの議論を聞いていて、日本人はこう、アメリカ人はこう、という典型例が出るときに、私自身はあまり日本人枠に当てはまらない事が多い。かといってアメリカ人に近い訳でもない。
福岡の片田舎で育ち、土地柄は社交的。加えて親戚や父親の職場に外国籍がチラホラ、それが日常だった。何より親戚に一般的にいうところの’変わり者’が多かったのは、私が典型的日本人枠に収まらない大きな要因のような気がする。
彼らが感じる、日本人はロボットのよう、感情表現が希薄、という側面は特に東京のような大都会では確かにあるし、何で皆んな髪型も服装も興味の対象も同じなの?という疑問は常にある。
人生を重ねてきて周りを見回すと、なかなか個性的で味わいのある一匹狼が多いことに気づかされる。人が嫌いではないけれど、群れずに1人で何かを決めてサッと行動する面々ばかり。
日本の教育、社会全般が、協調性を重んじて秩序ある行動様式を柱にしているから、安全で安心な社会が成立し、国内外の人があまねくその恩恵に預かることができる。
そこには自己主張を抑え、個性も一旦封印している側面はある。でも実は蓋を開ければ色んな人が居て、個性も色濃く存在している。
英語でのこんな表現がぴったりの状況
‘two sides of the same coin’
平和な秩序の良さVS個性の欠如
国民性、個性も表裏一体。そこをどんな風に味わい楽しむかが大人の階段を昇ること、と捉えてお茶の時間としませう。
Salon de 925
住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)
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