〈写真: 2025年5月撮影: サンディエゴのレゴランドの展示品〉
AIの技術が急速に発展している昨今、そんなに好きでも得意でもないなら、何も英語を嫌々学ばなくても良い時代はもう目前。他のことに時間を費やす方が良い。
何事も二極化している昨今。まだまだ世界共通言語としての英語を自らが発信して、コミュニケーションを取りたい、という人たちは一定数存在するはず。
英語を学ぶ同年代のお仲間に、ご自身の子育ての中、英語が堪能なお子さん達に、幼少期
どのような英語環境を作られたか訊ねてみた。
印象的だったのは、「うちのテレビはディズニーが英語でしか見られないのよ」と伝え、数ある作品を英語音声のみで楽しませた、というお話。お子さん達は英語への抵抗は全くなく育ち、英語が大好きで楽しく学んで自然と得意になったとのこと。その手があったか!と感心。同じ技は今は使えない。
半世紀以上経つが、セサミストリートが地上波で頻繁に流れ、一流のゲストや楽しい歌、マペット達の面白いキャラクターと共に、生の英語に触れられる機会がどの家庭にもほぼ均等にあった。賑やかさとほっこりした穏やかさのバランスが良く、英語を大好きになるきっかけのひとつだったのは間違いない。
調べると、配信は2004年を最後に終了。保護者が選択して個別に鑑賞させない限り、どんな家庭環境でも気軽に日常的に生の英語に触れられる機会が減っているのでは?と感じてしまう。
これは推測の域を出ないが、優良な番組でも、視聴率の問題や、時代の変遷と共に、放送を躊躇せざる要因があるのかもしれない。
先のように、家庭で多角的に英語に触れられる環境がある子供達は恵まれている。保護者のその分野への意識の高さがあってこそで、放っておいて作られる環境ではない。スポーツや芸術全般で活躍する人たちも、大多数はそれなりの環境下に置かれていたはず。
昔は良かった、を繰り返しても仕方がない。大人がやりたい事をすぐに始められる点は、今と昔では雲泥の差。少しでも興味のあることは後回しにせずに直ぐにやってみようと思う。今あるものが瞬きしている間に次の瞬間なくなるかもしれない。
‘瞬く間に’は英語でも同じような表現
▫︎in the blink of an eye
blink→瞬きする
例) Time passed in the blink of an eye. 時間が瞬く間に過ぎた
‘あっという間’を、自らの感性を磨くために使おう。
※英語音声のみのディズニーを見せたら文中のように、誰しも同じ結果になるとは限りません。お子さんの興味や、得手不得手を把握すれば、色んな方法で英語は伸ばせます。何より母語での深い思考力があってこその第二言語であることは主張しておきます。
Salon de 925
住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)
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