〈写真: MやNなど鼻音が人より上手いニャンズ代表 〉
舌を上顎に何秒くらい付けたままにしておく事ができますか?
英語の発音でLとRの区別が日本人にとっては難しいことはあまりにも有名ですが、Lはラリルレロだから出来るけどRは、、と思われがち。
数多くの発音レッスンを重ねてきた中での実感は、難しいのは圧倒的にLの発音です。英語を教えている方々も含め、Lが側音(そくおん)であるという認識が行き渡っていないことに気付かされます。
そもそもアルファベットのLはエル、と言ってしまうとカタカナ発音です。これは母音優位の日本語や、ラテン語圏でローマ字的に語尾に母音をつける言語の干渉によるものです。
英語のLの音は日本人の耳にはエゥ、のように聞こえるはず。なぜかというと、音の終わりは舌が上顎に付いたまま、舌の横、側から声が漏れてRとも違う、母音伴わない脱力音で終わるからです。
この仕組みが日本語にないので、舌を上顎に付けたままにしておく事自体に手こずる事が多いです。これは舌の筋肉の使い方に慣れるしかないので、普段から上顎に舌を軽く付けておくべきです。本来の安静時の正しい舌のポジションなので、そうなっていない人は躾直すことをお勧めします。
以下のように色んな利点があります。
①発音に安定感が出る → 特に英語のR、L、T、D、Nなど、舌の動きが重要な音に影響します。
②鼻呼吸を促し、健康にも良い → 口呼吸になりにくくなり、口の乾燥やいびき、歯並びの悪化を防ぐ効果も。
③顔の筋肉の使い方・発声が改善される → 舌が正しい位置にあると、声がよく響き、滑舌も良くなります。
Lの発音が上手くいかないからと何回もやり直す事よりも、舌が上顎に広く吸い付くように位置しているように普段から意識してみてください。リスニングにも影響するので、自分が発音することで独特の音に慣れたいものです。
これは昔から出来ていたのか、英語や発音の指導、英語を話す割合が増えてからなのか不明なのだけれど、私は歯科で施術を受ける際に、水や薬品を一切飲み込みたくなくて、舌で口腔内を完全に塞いでいます。舌が柔らかい状態で広く吸い付く感じにならないとシールドできません。もしくは舌根も柔軟に力強く喉に水が流れない技を駆使します。
歯科での舌ラップは別として、舌で歯を前に押さないように気をつけて下さい。歯並びにも影響するので、上顎の少し凹んだ所にフワッと軽く置いておくのが理想です。
日本人が手こずる英語の発音を滑らかにする要素の一つとしてご紹介しました。
今度、かかりつけの歯医者さんに、私みたいな変な人が他にいるか訊ねてみますかね、、。
Salon de 925
住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)
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