もう誰も教えてくれないかもしれない、言葉の使い方の是非〈東京 港区 英会話 発音〉

query_builder 2025/05/29
もう誰も教えてくれないかもしれない、言葉の使い方の是非〈東京 港区 英会話 発音〉

〈写真:2025年5月撮影:LAのサンタモニカ〉


受講生の方と色んな事柄を共有する中で、日本語の使い方やマナーなども話題になることもあります。  語学に携わる以上、母語である日本語の使い方にも敏感でいなければ、と気付かされる一件です。


ある受講生の方がたまたま目にされたSNSの投稿です。 無理だと思って申し出た依頼を相手がすんなりと快諾してくれ、(詳細は省きます) 「優しくてとても感激した。’開いた口が塞がらなかった’」と始まり、その後も快諾してくれた相手に感謝する言葉が並べられていたとのこと。


これを話題にした受講生の方が私に伝えたかった主旨は、単なる投稿者への非難ではなく、「自分が口にする言葉の間違いや勘違いを誰も訂正してくれないかもしれない、気をつけないといけない」という点でした。


フォロワーが何万人もいる人気投稿者。コメントを見ても誰ひとり’開いた口、、’の件には触れていなかったそう。


 ‘開いた口が塞がらない’は 「呆れて言葉もでない」「あまりの酷さに驚く」のような、ネガティブな状況でのみ使われる慣用句であることは言うまでのないことですが、その投稿者が何かに感動した場面で疑いもなく使っていること、


この事実にjaw-dropping 、まさに「開いた口が塞がらない」そして、 ‘人の振り見て我が振り直す’ を心した瞬間でした。


記事を投稿する側として、母語である日本語がきちんと使えているか?変化していくものとはいえ、人様にネガティブな意味での

jaw-dropping , speechless

な状況を作らないよう謙虚でいたいものです。


※jaw-droppingやspeechlessは文脈で肯定(感動や賞賛)、否定(呆れ、ショック)の両方の意味で使えます。


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