〈写真:2023年6月撮影: ロンドンの街角のカリフォルニアライラック〉
英語を話す時の声の感じや全体の雰囲気に自己嫌悪を覚えてしまう瞬間。ますます話せないループに陥る。
この問題はよく日本人のメンタルの問題として扱われ、「文法とか発音の間違いを恐れずに堂々と話しましょう」というアドバイスを見聞きしますが、この角度からだけでは解決されないものがあります。
小声で静かに話すスタンダード発音のネイティブは沢山います。特にイギリス英語話者は声自体は割と小さく、 声の音量がそれほど重要ではないことになります。日本語と英語ではっきりと異なるのがこれ、
日本語は「声を閉じる言語」、英語は「息を流す言語」という点です。
一音一音を区切って発音する日本語に対し、英語は息遣いでリンキング(音の連結)やリダクション(音の脱落)を決めるので、英語ネイティブは息が前に流れて息が混ざった子音と共にひとまとまりで流暢になっているんです。
日本語話者が英語を話す際に、流れを決める音のリンキングが上手くいかない原因の一つは、無意識に息を止めてしまっていることにろあります。「単語を1つずつはっきり言わなきゃ」と思うほど息が途切れ、英語らしい流れが生まれにくくなります。
英語らしい流れを作るには、「息を止めない」ことが大前提です。
最近は受講生の方とはこの辺りを沢山練習します。息を止めずに声を鳴らし続けられるようにするだけで気恥ずかしそうな不自然な英語が流暢になって見違えます。
小声であってもフレージング、音のまとまりが英語らしい、通じやすい発音に変化するので、地声が小さくても心配ご無用。英語らしい音に変化している自分に自ずと自信が生まれてきます。
巷にあふれるアドバイスがピンと来ない方、そんな事無理、と感じる感性は大切にして下さい。
◇◇
大人の隠れ家サロンでの学び、Salon de 925では初の、「ノッティングヒルの恋人」を題材にした映画で英語講座+プティアフタヌーンティーはいよいよ来週、6/1に開催です。今回日程が合わず断念された方が多かったので、秋ごろ第二回の開催を検討しています。こちらのブログでもご案内しますのでご興味のある方はお見逃しなく。
Salon de 925
住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)
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