コミュニケーションは...
〈写真:2015年7月15日産まれの愛猫ちーちゃんの巣ごもり〉推...
14.Jul.2025
〈写真:2025年5月撮影:サンディエゴの夕暮れ時に車窓から〉
カリフォルニアで暮らす娘の結婚式に参列してきた。朝から寒い雨に見舞われたものの、式の直前には止んでくれ、主役の2人と客人達の色とりどりの晴れ姿が曇り空に眩しく映えた。
そんな挙式では我々日本側の風習も取り入れて父親2人が三三九度を交わすことに。これがおめでたい儀式であることは知っていても、何故行うのかを海外の人たちに問題なく説明できる自信がある人は少ないかも知れない。
式を執り行ってくれたのは新郎の友人。彼が進行上で沢山の準備を重ねる中、参列する人たちに日本の伝統や文化を誤って伝えたくない、と三三九度を挙式で行う意味や背景への質問が誠実なメッセージと共に私に送られてきた。
今まで当たり前に目にし、あまり意味など認識せずに通過してきた冠婚葬祭の儀式。 今回、英語でその本質を伝えようとする前提が、自国の文化や習慣を改めて認識するとても良い機会になった。そして聴く人の心に届く言葉を選ぶセンスが大切ということも。
そして当日、参列者に厳かに語られる儀式の一語一句には異国文化への敬意が込められていて、これから全てが融合して新たな家族が育まれていくことを花嫁の母親としてしみじみ感じたカリフォルニアの夕べだった。
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Salon de 925
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