英語を学ぶ時に音を最優先する理由の一つ、発音と状況と感情の関係〈東京 港区 英会話 発音〉

query_builder 2025/05/01
英語を学ぶ時に音を最優先する理由の一つ、発音と状況と感情の関係〈東京 港区 英会話 発音〉

〈写真:2024年6月撮影、カリフォルニアJoshua Tree上空の飛行物体〉


福岡で生まれ、学生時代の神戸を経てその後は首都圏に。人生のほぼ3分の2を東京、横浜で暮らしてきましたが、生粋の江戸っ子のような友人、知り合いは片手に余るほど。その他は私のように地方から仕事や結婚などで上京し(この表現がもはや相応しいのかはわかりませんが)自然と、または強制的に標準語で話している人の割合が多いかもしれません。


つまり一瞬、どこの出身かは分からない日本語の中でのバイリンガル、トリリンガル、マルチリンガルの集まりです。


タイトルのように、英語を学ぶ時に音声、発音を最優先にした方が良い理由が、この日本語内バイリンガルに潜んでいます。


私や夫を含め、周りの友人、知人はオリジナルの方言を隠し持っていて、スタンダード発音で話している時に突如、その隠し玉が飛んでくる瞬間があります。会話の途中で普段スタンダードを話す人が、ある時点で関西アクセントが出たり、切り替わったりする瞬間です。


例えばこう言う時。普段標準語で話している友人は元々関西人、ご主人も関西なのでご家庭では関西アクセントで会話されています。私とは標準語ですが、会話の中でご主人のエピソードを思い出しながらお話する瞬間に関西アクセントがONに。その後少しだけアクセントが残り、やがて標準語に戻るという現象があります。


色んな理由はありますが、状況や、その時の感情はそこに存在した音声、発音が濃密に絡みついているからではないでしょうか?


田舎の方言で話していた父が言いそうなセリフを、実際には発言していなくても、こういう発音でこんなリズムやトーンで言うに違いない、という確信のもと、今でも何かをチクりと論評したい時は、皮肉屋だった父の口調を借りることがあります。その方がスムーズに自然と言いたい主旨が効果的に伝わるからです。


使える英語、コミュニケーションのための英語は、場面設定、その状況や感情と結びついた音、発音をひとまとまりに身につけているかどうかはとても大切。生きた音源と臨場感を持って英語を沢山インプット、気兼ねなく練習できる状況に身を置いてアウトプット(続く人はAIでも良し)を継続すると、必要な場面で英語を話すモードのスイッチが自動的にON、ネイティブに近い自然な英語の音声が口から出るシステムが出来上がります。


お子さんに絵本を読み聞かせる時には、怖いお話、ワクワクの場面、役になりきって声色も変えることで一緒にその世界に瞬間移動したはずです。何語であっても、拙くても、相応しい場面で感情を伴った音が言葉として人に伝わるんだと思います。


今週末はカリフォルニアに住む娘を訪ねて渡米。昨年初めて訪れ、土地のアクセントにも触れてきました。語尾に向かって独特のカーブを描きます。あの乾いた大地や青い空、ダイナミックな木々を眺めながら、明るく人懐っこい現地の人々のリズムやトーンを吸収してきます。


東洋のミスタービーンならぬ、ミセスビーンとして。



※大人の隠れ家サロン、Salon de 925での6月の講座をご紹介


・6/1 映画「ノッティングヒルの恋人」を満喫する講座+プティアフタヌーンティーbyAollo

(5/9〜一般募集開始)


・6/25 アロマ講座「香りの風景画」

(ご予約可能)


都会の喧騒を離れた隠れ家で感性を磨く大人の学びをご一緒しませんか?




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Salon de 925

住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)

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