このブログでお伝えしているのは、ただ通じればいい、という立場の英語話者とは一線を画す内容。英語をスッキリとリズミカルに格好よく話したいと思う人は取り入れた方が良いこつを、その日にパッと浮かんだ角度から説明します。英語発音の感性を磨く大人の学び場です。
主に英語圏出身の方に限りますが、英語訛りで話す日本語のリズムや発音を想像して下さい。単語の1箇所に強く高いトーンが入り、波打つようではありませんか?唸るような場所が出現して、日本語とは音の景色が全く違います。
この感じをそのまま英語の発音にインストールすれば良いのですが、母語干渉は色濃いものです。色々なコツがある中で大事なポイントを、今日ひらめいた、放物線を描く走り幅跳びの選手の一連の動きで説明してみます。
①単語のアクセント、つまり放物線のピークに向かって、助走の最後でスピードを上げて一気に踏み切る瞬間
②タイミングが合って高く大きく宙を飛ぶ様子
③そして、重量に沿って失速し、空中から砂の上にスポッと落ちる姿
この放物線が単語そのもの、フレーズ、文章全体に色んな形で現れるのが英語の特徴です。選手が蹴り上げる時にかなりのエネルギーが集約され、その勢いで飛び上がる様子は想像できますね。
英語は単語のストレス(アクセント)に音を持っていく時に、助走で飛び立つようには話さない日本語仕様のままだと、まるで幅跳びの砂の上をモサモサ歩いている選手のようになります。走ってきて勢いつけて宙に放たれる!そして落ちる。まさに英語の発音、英会話の音の姿は放物線の連続です。
英語発音を口先だけ動かすのではなく、この躍動感溢れるリズムをボディーワークとして取り入れて飛んだり落ちたりしながら、砂場ではなく、トランポリンの上で繰り返すような感じが理想的かもしれません。
何をイメージすると感覚が変わるかは人によって異なりますが、音を画像で理解する、体の感覚で理解すると、グルーヴ感のある、ノリのいい、何よりカッコいい英語発音が身につくんです。音楽ならジャズセッションをするようにリズムが呼応して軽快に。相手も次を続けたくなります。そしてその音の姿を耳が捉えることで、自動的にリスニングも上達する流れが出来というわけです。
以前に洋楽のボイストレーニングを受講していた時に身につけた呼吸法もレッスンで取り入れることがあります。コツを掴むと息切れせずに長いセンテンスも波打ちながら滑らかに話せるように。時折レッスンしながら上達した生徒さんの発音に聞き惚れることも。憧れが大きなモチベーションになるから、英語の先生達は英語らしいカッコいい発音を披露して、生徒さんにモテモテの先生になるべし。
Salon de 925
住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)
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