英語発音の上達と滑らかな英会話にボイトレを取り入れて欲しい理由!〈東京 港区 英会話 発音〉

query_builder 2025/03/19
英語発音の上達と滑らかな英会話にボイトレを取り入れて欲しい理由!〈東京 港区 英会話 発音〉

日本人は声が小さいから正しいことを言っているのに、ネイティブに聞き取ってもらえない事がある、という認識は流布しているかもしれません。確かに絶対的な声の音量は必要な要素ではありますが、大声を出せば全て解決というものでもありません。 


楽器が違えば演奏の仕方も違うように、日本語を話すときの息や声の使い方のままで英語を話すと、必要な箇所で音が途切れがちで、期待される音の流れが作られていないことが多々あります。 実は英語には日本語の5倍の息の量が必要と言われています。これは吐く息そのものと、音を押し出すための息の量も関係しています。腹式呼吸からの発声です。


日本人はリコーダーを吹いたことが1度はあるでしょう。例え手のポジションが合っていても吐く息の量が足りなければ、音がかすれたり繋がらなかった記憶があると思います。私はよく発音レッスンで、この現象をバイオリンの弦と弓の関係に例えて受講生の方にイメージして頂いています。せっかく左指で弦を正しく抑えていても、音を鳴らすための弓が弦から浮いていたり、細切れで一音ずつ弓を動かしていたら、初心者のキラキラ星ならぬ、ギコギコ星。音楽を演奏しているつもり、英語を話しているつもり、されど?という結果になりかねません。


英語を滑らかに話す際に日本語と圧倒的に違うのが、声をしっかり鳴らしながら出し続ける、という点です。垂れ流すようにお腹の底から声を響かせ続けているんです。音量を絞っていても息で音が押し出され続けています。数年ぶりにロンドンを訪れた際にネイティブの会話が聞こえた瞬間、「あー、やっぱり音が鳴りつづけているな」と感じました。


個々の発音がそれほど良くないのにネイティブと遜色なく会話が続いている人は、恐らく肺活量があり音が途切れない人と推測します。海外、非英語圏で訛りが強くても英語として成立している人たちは声が鳴り響いている感じがしませんか?逆を言えば、個々の英単語の発音が良い感じでも、小声で途切れ途切れに話している人はフレーズとしての英語が通じにくい可能性があります。発音に伸び悩む方はここに抵触している気がします。


この声の継続によってリンキングがどう起こって、何が生まれたり消えたり、変化しているかに関しては改めて記載します。


通じる英語を話したいならば、とにかくお坊さんがお経を唱える時のように、またバグパイプが鳴り続けるような声の出し方息の運び方を練習しておくことをお勧めします。発音練習といえば、口の形、舌の位置、云々を色々学ぶことのみと思われがちですが、声が継続することで生まれる現象としての音があって初めてフレーズになっていくので、鳴り続ける声を作っていくのが、明瞭で通じやすい英語への近道です。つまりその必要があまり無い日本語の時と声の感じが切り替わっているのが理想です。


因みにブリティッシュは時にウィスパーボイスと呼ばれ、囁き声で発音されています。イギリス英語の場合、声帯がそれ程振動していなくても、子音が明瞭で単語から単語への音の連結の際に、音の繋がり、リズムや息の流れがしっかりしているので、日本語のように音が区切れた囁き声とは一線を画します。 音量を絞れるという点で、声が元々小さめで控えめな日本人がイギリス英語を選択するのは、ある種賢明な選択と言えるのではないでしょうか?


洗練されたブリティッシュな皮肉は小声で囁かれてこそですからね。

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Salon de 925

住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)

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