ネイティブ発音のリスニング「シスコから来たスカーリーちゃんの正体!」〈東京 港区 英会話 発音〉

query_builder 2025/03/08
ネイティブ発音のリスニング「シスコから来たスカーリーちゃんの正体!」〈東京 港区 英会話 発音〉

「スカーリー!カモーン、スカーリー!」

今でも耳に残る、幼い従妹が弾ける笑顔で呼びかける声。そして走ってくる煌めくマッシュルームカットの美少女。

数年前にメルマガで「スカーリーちゃんの正体」と題して発信した内容を編集。改めてブログ記事としてご紹介します。

昔がたりが年内増加の一歩を辿る今日この頃、こうして英語や発音に深く関わることになった今、改めて自分の原点、英語へのパッションの火種みたいな物がありありと浮かび上がるようになりました。その一つとしての、

【スカーリーちゃんの正体!】

昔むかし、アメリカ国籍の叔母が、サンフランシスコから親友一家を我が家に招待。両親は海外からのお客様におおあらわ。忘れもしない、通訳の叔母が席を外すと一瞬で空気が張り詰めたあの日。

背が2mはあろうかというジョンソン夫妻の訪問でした。西洋人なんて1970年代の田舎では幼稚園の神父さんぐらいしか見たことのない時代。あろうことか、薄情な大人たちは話しかけられないようにと、急に用事を思いついて部屋から出ていく始末です。


私だって、こ、こわかった、、しかししかし、
そこには青い目に金髪のマッシュルームカット(ビートルズみたいな髪型)の少女も一緒で、目が合うと恥ずかしくて無言でニヤニヤ。叔母の計らいで「皆んなで遊んできなさい」と子供達はひとくくりにされ、かくれんぼだか鬼ごっこだか、外国人慣れしているちびっ子の従弟妹達のノリに合わせ、緊張の面持ちでなんとか交流したのでした。

「スカーリー!カモーン!スカーリー」


従妹が掛かけるあの声は今でも覚えています。あれから数十年、、あのスカーリーちゃんは
今どこでどうしてるやら。

ある日高齢になった叔母とメールで昔話に花が咲き、ふと思い出して尋ねました。「大昔、シスコから来たスカーリーちゃんって子がいたでしょ?」叔母からの返信にこう綴られていました。

「あなたよく覚えてるわねー“Scottie” の事を!彼、元気だと思うわよ!」
その一文に、ゲシュタルト崩壊寸前、、。
そう、スカーリーちゃんはカタカナで言うところの “スコッティー” 君だったのでした。

◇◇


カタカナ英語や英語表記の知識がない、リスニングのみ、音だけの記憶のスカーリーちゃん、アメリカ発音だから当然 Scottieは/skɑːti/スカーディ、スカーリィ。あえてカタカナにすればこうなります。

イギリス人だったら/scɒti/なので、スカティ、スコティでまだカタカナよりでいけますね。アメリカ発音の長母音でスカーと来たものだからスカーリーちゃんとして記憶。かすかに、日本語のリーではない、真似できない音を出していると子供ながらに感じてはいました。

英米発音の違いはまた扱うとして、とにかくこのように、スコッティーではなくスカーリー。音の記憶は間違いなくこちらです。

英語学習者を惑わすカタカナやローマ字。ひとつの文化でもあり、先人たちのアイデアは有り難いとはいえ、もう少し聞こえたままをカタカナにしてくれていたら発音やリスニング面での英語学習が楽だったでしょうに。

ネイティブの音声が思い込んでいる音と違っていたら?カタカナ風に言い換えて納得?これやるとまた日本語脳に戻ります。スコッティって言ってよ!ではなくアメリカから来たScottie ちゃんは聞こえたまま、「スカーリーちゃん」なんです。

日本語との親和性で時にはカタカナもご愛嬌。
英語に変換できる神経回路を作ればいいだけのこと。英語で会話している時カタカナ英語が思い出せない!そんな時は英語脳が起動しています。大人になってからでもまだまだ脳は新たな神経回路を作り続けてくれるので頼もしいですよ!

ところであの美少女と見まごうたスカーリーちゃん、、、数十年の時を経た今、お腹出てたりするのかなぁ。

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Salon de 925

住所:東京都港区南青山4丁目 (根津美術館近隣)

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